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紫波町佐比内 隠れキリシタンの里 [紫波町]

以前TVにて放映され、興味を持ち訪れた紫波町佐比内地区。

近くの赤沢地区のアジサイを見た帰り(7月4日)に立ち寄った。

佐比内地区は、約400年程前というから徳川秀忠から家光の時代であろうか、朴の木(ほおのき)金

山で金の産出が盛んだった。

その最盛期には関係者が約1万3千人もいて、2120戸、角力や歌舞伎興行も行われるほど栄えた。

この金山には、当時のキリスト教禁止令による弾圧を逃れたキリシタンも多数、労働者として紛れてい

たといわれる。

金山は一種の治外法権的な場所で、時の権力者でも迂闊には手を出せなかったようである。

しかしその繁栄もわずか30年程で終わり(産金量の減少か)あとは寂れるのみであったという。

なにしろ隠れキリシタンなのだから、その痕跡は殆ど残っていない。

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僅かに残る痕跡として写真のお墓がある。

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墓標に刻まれた花の形、長い年月によりかすれて判別しにくくなっています。

明確に十字架の形を残せないため、花の形にしてそれらの中心を結ぶと十字に見えるような工夫とした

ようです。

県立博物館に展示される「踏み絵」

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十字形不動明王宝剣(隠れキリシタンが密かに礼拝していたもの)

万一見つかっても、十字架ではなく剣だと言い逃れできるように工夫したものでしょうか。

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いつの時代でも、宗教や思想による差別や弾圧が無い平和な社会であってほしいと願うこの頃です。

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